株式会社金星

Labの実証評価方法の検討と試行錯誤の末、現場に応える知見を得た。

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  • 模擬環境評価
  • 入浴支援

現場実証

湯船につかるだけで身体の汚れが取れるウルトラファインバブル発生装置「ピュアット」。
Labの実証評価方法の検討と試行錯誤の末、現場に応える知見を得ました。問題はその洗浄効果をどうやって実証評価するかでした。
学術論文でエビデンスを確認したり、Labで疑似汚れを作って実際に入浴実証するなど、試行錯誤の末、現場の不安の声にも応えられる知見を得ることができ、正式導入へとつながりました。

現場実証のストーリー

現場実証のストーリー
Lab内と現場での徹底した実証評価ができる強みを実感

Lab内と現場での徹底した実証評価ができる強みを実感

SIDE:開発企業

もともとはウルトラファインバブルという技術に着目し、弊社独自の特許技術による生成方法を確立したことからスタートしました。この技術が最も活かせる課題とは何かを考えた時、介護施設での入浴介助にたどり着き、「ピュアット」として製品化しました。

まずFuture Care Lab in Japan(以下、Lab)にピュアットを持参して実証評価を行った後、実際に介護現場で実証を行いました。ただコロナ禍のため、私たちが直接訪問することができず、リモートによる遠隔説明になってしまい、現場の方々に内容が伝わっているか不安でした。けれどLabの方々が丁寧にフォローしてくれたおかげで滞りなく実施できました。また、Labでの事前実証で独自の疑似汚れを作って検証したり、論文でウルトラファインバブルのエビデンスを確認したり、徹底した実証評価の進め方に感心しました。さらに、事前評価後に製品の導入効果が見込める条件をもとに該当施設を選定し、現場実証につなげる2段階評価を行ってもらえたことはとてもありがたく、Labを擁するSOMPOグループならではの強みだと感じました。

ピュアットは発売開始から約2年半で、年間100台近くを介護施設に導入しています。コロナ禍の中で人手不足対策や接触人数・時間を減らす感染症対策としても導入が進んでいます。将来的には、「こすり洗いをしないことが当たり前」になるぐらい、ピュアットを広く普及させていきたいです。また、ピュアット以外にも福祉製品の開発・製品化を推進して、少しでも介護施設のご利用者・介護職員の方に喜んでもらえるような、モノづくりに取り組んでいきたいと思っています。

Lab内と現場での徹底した実証評価ができる強みを実感
疑似汚れでの比較実験や学術論文の確認で洗浄効果を評価

疑似汚れでの比較実験や学術論文の確認で洗浄効果を評価

SIDE:Future Care Lab in Japan

介護施設での入浴時、自分で身体を洗えないご利用者は特殊浴槽にストレッチャーごと入ってもらい、介助者がストレッチャー上で洗身洗髪を行います。その際、ご利用者には転落のリスクや洗身時の摩擦、石鹸による皮膚への負担などがあり、介助者は2名対応での長時間の介助による身体的・心理的負担があります。セミナーでピュアットを知った時、この課題解決につながるのではと考えました。

ピュアットはウルトラファインバブルによって湯舟につかるだけで身体の汚れが落とせるテクノロジーですが、本当に洗わなくても汚れが落ちるのか、まずはLab内で実証評価を行いました。皮脂汚れと同等成分の疑似汚れを作り、実際にLabのスタッフが入浴し通常のシャワー・お湯と比較して遜色ない洗浄効果を体感できました。また、ウルトラファインバブルの洗浄効果については学術論文を確認したり、有識者の先生や浴室メーカーの方からも学ばせてもらいました。どのような評価方法がよいのか検討するのに苦労しましたが、この経験があったからこそ、介護現場の不安の声にも論理的・客観的な説明で応えることができたと感じています。

ピュアットは複数の施設に導入済みで、開発企業の方にはその都度、オンラインなどで問い合わせに柔軟に対応してもらっています。この製品は対象者を限定しないテクノロジーのため、今後多くの施設に展開していく予定です。将来的には、小型・軽量化によって個室でも持ち回れるようになればさらに活用ができると考えています。

掲載内容は2021年9月時点のものになります。

開発企業の方からのメッセージ

開発企業/株式会社金星

Labには最新のロボットやテクノロジー製品が展示されていて、未来を感じることができます。そこでの検証結果をもとに、施設での実証評価や導入など現場サイドへの落とし込みが可能で、現場との連動体制がとても効果的だと感じました。また、導入に際しての必要要件を明確にフィードバックしてもらい、製品の改良点について施設種別に適合するようなアドバイスをもらいました。導入後の継続的なフィードバックやアドバイスは本当に感謝しています。今後、新しい製品を開発する際は、開発段階からのご協力もお願いしたいと思います。

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